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ベランダでみる夢は

「センスある子育て」を目標にクリエイティブなママが奮闘するブログです。

私はあなたのようなおばあちゃんになるのが夢です

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先日、私が働いているデイサービスの利用者さんが亡くなりました。95歳でした。

年齢だけ聞くと大往生だと思うかもしれませんが、交通事故で亡くなりました。

 

この95歳のおばあちゃん(以下Tさんと呼ぶ)は特に大きな病気もなく、身体はとても健康で自分の足でしっかり歩けてましたし、多少の認知症状はありましたが、会話も普通にできる口が達者で面白いおばあちゃんでした。

 

夜の19時頃、家の向かいのコンビニに向かう最中に車にはねられたそうです。手にはお財布だけが握られた状態でした。

19時頃と言えども冬の夜は暗いです。95歳の視力ではこちらに向かってくる車が見えなかったのだと思います。

いつものように夕飯を買いに道路を挟んだ向こうのコンビニに入ろうとして横断歩道ではないところをパッと渡ったところで、すぐはねられたそうです。

 

この報告を受けた後、「なんとなく想像できるね」そう同僚と言い合って2人ともなんとも言えない表情で少し笑いました。Tさんはとてもせっかちな人でしたから。

デイサービスにきてお風呂に入る時も「ほれパパッと脱いでやぁ~」と私が言うと「パパパッと脱ぐからほら見とき!パッパッパッ...」と口では言いながら大抵早く脱がなくて、私が「口だけやなぁw」とツッコむと「こんな弱弱なババアがパッパとなんかできるかw」とツッコみを入れてきて、その後やっと脱げたと思ったら素っ裸でお風呂に走っていくからスタッフから「危ない」と怒られ、「パパッとやれ言うから走ったのに」とぶうたれるというのが決まったパターンでした。

その他にも停車前に車から降りようとしたこともあったし、少しせっかちな一面があったのは確かでした。

 

そして私はそんなTさんのことが大好きでした。いちばんの仲良しでした。少なくとも私はそう思ってました。

 

産後に復帰した時も、正直数ヶ月行ったら辞めようかと思っていましたが、このTさんと喋ることが楽しくて続けることができました。

途中で、このTさんがあの世に行くまで、このデイサービスを辞めるのはよそう!と心に誓いました。

 

なのにTさんは突然あの世に言ってしまいました。別れも言わずに。

 

一昨日お通夜に行ってお顔を見てきました。それは綺麗な顔で眠っているかのようでした。でもあれは私が知ってるTさんではありませんでした。

私が知ってるTさんはいつもこういう緊張した場面では、必ずと言っていいほどふざけて変顔するような人です。

現にご家族様にあげようとデイサービスで撮った写真をプリントしたら、変顔しかなくて困りました。でもそのままアルバムに貼ってお渡ししときましたからね。

そう、これがTさんです。あんな綺麗に化粧して嫁にでも行くつもりですか?

 

そういえば100歳までにもう1度嫁に行くと言ってましたね。

「私と同い歳の人らはみんなあの世に行ってしまったからなぁ。もしかしたらあの世の方が相手がぎょーさんいるかもしれんわぁw」とか笑って言いそうですね。参りました。

 

正直今はポカンと心に穴が空いてしまって、どう仕事を続けていけばいいのか、どうモチベーションを保っていけばいいのかわかりません。

 

でもこれだけは言えます。

 

私はあなたのようなおばあちゃんになりたい。

人の悪口を一切言わず、いつもニコニコと明るく元気で、しゃべくりが上手で、みんなから好かれていたあなたのように。

あなたのような穏やかな歳のとり方がしたい。あなたは私の目標であり、憧れです。

 

どうぞ安らかにお眠りください。

まぁ眠ってるくらいが静かでええわ。なぁTさん。